ニキビ対策を活用する手法を探る
「不老不死」はかなわぬとしても、「若々しい肌」を長く保つことは可能です。
人のからだはピークをむかえた後、年を重ねるごとに機能が徐々に低下し、衰えていきます。
皮膚もその例外ではなく、しわ、しみ、たるみなどの老化が現れます。
そして皮膚の老化を促進するのが、紫外線や精神ストレスなどの外的・内的ストレスであることは皆さんもなんとなくご存知だと思いますが、そのくわしいメカニズムはわかっていませんでした。
私たちS堂は、その老化を防ぎ、「若さを保つ」研究を、外からではわからない皮膚の内部構造の老化の仕組みを調べることからスタートしました。
すると、皮膚の老化は、しわやたるみが現れていない若い人の皮膚でもゆっくりと進んでいることが明らかになってきました。
これは、お肌の曲がり角といわれる世代である20代後半から30代前半においてすでに起こっており、この変化を「初期老化」とよんでいます。
O・Tにクロンの膜が老化のサインこの初期老化の兆候は肉眼では見えず、ミクロの世界を観察する電子顕微鏡で観察してはじめてわかりました。
初期老化は、「表皮基底膜」とよばれる厚さ0.1ミクロン(1万分の1ミリメートル)の薄いシートに起こっていたのです。
では「表皮基底膜」とは何者かを理解していただくために、簡単に皮膚の構造とその働きについてふれることにしましょう。
皮膚はおもに、外に直接接している「表皮」とそれを支える「真皮」から構成されています。
表皮は、外界の刺激から守るバリアとして働き、真皮は、皮膚全体の構造と弾力性を維持し、また、表皮への栄養補給も行っています。
そして問題の表皮基底膜は、表皮と真皮の境界部に一層の薄い膜として存在しています。
この繊細な表皮基底膜は、真皮と表皮の働きをコントロールし、皮膚を健康に保つために重要な働きをしています。
そこで、初期老化の兆候がもっとも早く現れる「頬」を調べてみたところ、20代後半から30代前半において、本来一層であるべき表皮基底膜が二層、三層と重なった状態となり、一部に穴が形成されていることがわかりました。
おなかや大腿部など、日ごろ外界に直接接していない皮膚ではこの表皮基底膜ダメージが観察されませんでしたので、紫外線、乾燥などの外的ストレスこそが基底膜ダメージの原因だとわかったのです。
